2018年6月16日土曜日

オランダテレビ

久しぶりアップします。

何から書き始めていいかわからないけど、セルが去年からオランダテレビのコーディネーターの仕事をしてて、オランダテレビ局がこちらにくるときに、いろんな取材場所の許可とったり、行く場所の準備手配をして、オランダテレビ局に同行して、仕事をしてます。

今回、オランダテレビ局は、芸能人セレブ6人家族が世界8か国にいき、そこに住んでいるオランダ人の家に5日間住ましてもらい、その国の文化伝統を学ぶ、楽しむという企画しました。セルはオランダ人家庭で引き受けてくれる家を探してました。が、なかなか日本にいるオランダ人家族は引き受けてくれなくて、、結局、うちは私が日本人、子供たちも普通の日本の学校に通う日本人なんですが、引き受けることに、、

セルとしては、まず、子供たちに新しい何かを挑戦させたい、それから、テレビに出ることで、自分たちの思い出の記録ができる、そして、オランダに住んでいるセルの家族や友達に、自分たちの生活を見せたいとのことで、どうしても引き受けたいとなり、コーディネーターしながら、ひきうけることになりました。

うちは、普通の5人家族が住める、小さな家です。そして、3人の子供、私たちの荷物がたくさんあり、どう考えても6人引き受けるのは無理だわと思いましたが、もうきまってしまったし、、、、収納アドバイザーをたのみ、しっかりまず掃除をすることに、、、収納アドバイザーは3回呼びました。6時間くらいずつ、、、とりあえず、必要ないものはすべて捨てることにしました。で、私は、毎日1ヶ月以上、整理整頓しまくり、、、エアコン2階は1台しかなかったけど、さらに2台とりつけて、シーツや、枕、寝具、あと本当いろんなものを買って、、準備完了。

さらに、取材をさせてもらう場所の許可申請、セルは警察からいろんな場所走りまくりました。私もいろんな食べ物屋さん、友達の店や、いろんなとこいきまくり、竹の山小学校、名東高校、何度か足を運び、打ち合わせもしました。本当あわただしい毎日でした。休む間はぜんぜんなくて、電話、ファックス、メールして、あちこちいきまくりました。

6月4日の昼に、サンプラザホテルに、6人家族が到着。家族は、日本のまえは、ブルネイとバリで撮影をすましてきてます、、4月から8月までの長い期間をつかって、8か国まわります、3か国目が日本、日進竹の山。その日の夜に、セルはドライバーとプロデューサー一人を迎えに行き、次の日の朝にエディター、夜にカメラマン、音響、を迎えにいきました。みんなサンプラザホテルにいて、、、

そして6日に撮影開始、まず、私とセルの家族を迎えるために掃除してるシーンをとりにきて(撮影のときはピンマイク服の中につけてくる、毎度)、それから家族は栄出発で地下鉄にのり、地下鉄も撮影して、藤が丘にセルが迎えにいき、6人家族がうちにやってくるの。

芸能人なので、ウィキペディアで調べたら、いろいろでてきて、だいたいのことはわかり、あと写真もたくさんでてきました。ウィキペディアの情報以外は何もなくて、家族は4日に日本にきてても、あわしてもらえず、撮影スタートの6日初めてちゃんとあい、ちゃんと自然な感じがでるように、あうの。

6から10まで、いろんなとこ本当撮影しにいきまくったよ。食べ物屋さん、おおちゃん織物屋さん、健太郎のウニ美容院、それから、子供3人小学校一日撮影、おにいちゃん16歳名東高校数時間撮影、カラオケ、こうらんけい、大須商店街、名古屋駅のセルの英語クラス、クワガタとり撮影などなど、、、、あと自宅の中での、高校生のお弁当作り、ホームパーティなど。

本当にすばらしい体験。日本にいるけど、うちは10人のオランダ人がいて、まさにオランダ。6人家族は、芸能人セレブだし、超大金持ちだし、うちの狭い空間くるしかったよね。私とセルのベットの部屋はお父さん、お母さんにあげて、子供部屋は2段ベットが2セットおいてあるから、ちょうど、4人寝れるから、子供たちにあげて、、、私たちは、えんぞうの部屋をほとんどからっぽにして、布団をひいて、雑魚寝。

毎日が非日常すぎて、楽しすぎて、そして、家族ものりのりで、本当におもしろい。お父さんは朝がとくにテンション高くて、オペラみたいな歌を朝いちからガンガン歌ってる。近所中びっくりだわ。ピアノひきがたりの歌手もしてるから、声が素敵すぎるし、歌がはんぱなくうまい。

お母さんは、本当社交的で、愛がたくさんの人。いろんな話をしまくった。子育てのことや、この旅行の話、奥さんの家族のこととか、たくさん、、、、、泣きながら話してたことも何度か、、、

さらに、オランダテレビ局のクルーたちはめちゃ明るい。4人チームだけど、みんなこんな楽しい人いるの?ってくらい、ずっと馬鹿なジョークを言い続けて、あまりにジョークがつまらなすぎて、笑えてしょうがない。撮影してると、いろいろ大変なこと面倒なことがやってくるのだけど、みんなを必ず和ませる。最強のクルーコンビ。ボスのマークは、自分が全員今回は好きな人選んできたと自慢気だったよ。

うちの子たちもたくさん楽しんだ。ゼノンデュランは、ほとんどすべての撮影参加してた。言葉がわからないけど、なんでも適当に楽しんだ。ゼノンデュランは遊びにもいきたかったはずだけど、(撮影は結構、自由がない、撮影終了すると、例えば楽しいことしてても終了、カラオケとか、川遊びとかもっと遊びたいという瞬間子供たちはたくさんあっても、我慢する)撮影を楽しんでた。

一番上のエンゾウは、14歳超思春期真っただ中、で、今は学校の友達、バスケ、女子しか興味ない、、、、ちょうど撮影最初の3日がキャンプで、いなくて、本人は喜んでたけど、帰るなり、キャンプから帰ったシーンとかとってた。エンゾウは、本当、嫌な中よく頑張った。カメラがまわると何とか笑顔で、、あと2年前にきてたら、えんぞうも楽しんでたと思う、それか、2年あとね、、、

カメラマンたちの撮影風景、仕事ぶりをどうしてもえんぞうにみせたかった、すべて、、、本当に細かいこといろいろやってた。撮影場所選ぶにしても、自分たちの目でしっかり確認して、それから、いろいろ設定を考えて撮影してくの。ゼノン、デュランはしっかりみたけど、まだまだそこまで、わからんかなーー。

いろんなお店屋さんに許可とりにいったときもお店によっては本当いろいろ違っておもしろかった。だめといわれたのは、コメダのモーニング、コメダは撮影はいいけど、朝7時前に並んでといわれて、さすがにあきらめた。場所を確保してくれなかった。

アラジンというカフェは一番いい部屋を準備してくれたし、まさに、すばらしい対応だったのに、撮影にいけず、ドタキャン。ドタキャンの店はたくさんあった。大須商店街のペンギンカフェや、かわったおもちゃやさんとかいくとかいって、その日は、天気がよくて、こうらんけいにいき、いけなくなり、次の日に大須商店街撮影はいったけど、お店はいけなくなったの。さらに、こうらんけいの対応がすばらしくて、、なんだけど、足助屋敷もいくことになってたけど、ドタキャン。香嵐渓では撮影させてもらったけど、足助屋敷、すぐ50m先にあるけど、川遊びに変更になり、いけなかったわあ。

いけたお店は、、、、

寿司御殿、神対応、わざわざ撮影用に一番撮影しやすい場所を準備してくれて、カメラマン、音響がお店の中の魚をさばくシーンとかも入っていいと、撮影ガンガンオッケー。そして、いろんな生きてる魚をわざわざ水槽の中から、とりだして、さばくことを何度もやってくれた。寿司御殿のえらいさんとあってたけど、本当にすごい人だった。

木曽路は、一番いい部屋準備してくれて、なんだけど、部屋の中だけの撮影。店に入るシーンや出るシーンはとったよ。

カラオケボックスは、室内だけオッケー。いろんなカラオケボックス許可にいきましたが、やはりテレビだとだめというとこ多かったよ。

おおちゃんの織物屋さん、おおちゃん含め3人のスタッフが神対応。みんななんでもオッケー自由にやらせてくれた。私がへたばってて、手作りのミントエキスの炭酸水わりを何杯もつくってくれて、癒してくれた。

健太郎お店、その日突然晴れたので、クルーたちは別の仕事をしないといけなくなり、小型カメラになっちゃった。本当にごめんなさい。セルは、まず、健太郎の店は絶対テレビクルーといきたい、オランダに紹介したいと意気込んで髪の毛切るシーンをいれたけど、小型カメラ、、、めちゃ残念。小型カメラでも撮影許可の出ないとこはときどき撮影するんだけど、ちゃんとシーンにはいってますように。

 話すと長くなるけど、おわらんわ、、とりあえず、うちには10人乗りのバスが2台もきてて、ほんとう道路を封鎖してしまうくらいなんだけど、近所のみんなが文句もいわずにいろいろ支えてくれた。駐車場をかしてくれた家もあり、、、、テレビが来る前に斜め前の藤井さんはうちにあるいらない残り物の木が駐車場にあったのをすべて自分の畑に軽トラでもってってくれて、うちのごみ処理もしてくれた。

最後は、えんぞう誕生日パーティと近所友達のパーティをしたけど、たくさんの人がきて、さわぎまくり、めちゃくちゃだったけど、みんな一緒におもてなしをしてくれて、さらに、近所の仲良し友達たちは、 いろんな食べ物飲み物を準備してくれて、涙ちょちょぎれた。。。。

私は最初から最後まで興奮の毎日だったし、自律神経ズタボロ、ずっと交感神経だけが優位になってる状態で、体調管理本当くるしかった。ぜんぜん熟睡できないし、朝6時には毎日おきなかんかったし、ずっと興奮状態、休まる時間ゼロみたいな。繊細だな――。痛み止め、眠り薬をのんで生活してた。。けど眠れなかったという、、、笑。



オランダ人10人一気にいるとオランダの家族、友達のことがすごくすごく思い出せて、またジョークの質がにてるから、すごくオランダにいきたくなって、何度か泣けてきた。セルが日本に住んでて申し訳ないという涙もたくさんでたよ。

まだまだ思い出すとたくさんあるわあ。

とりあえず、6人家族は今は、東京で遊び、それから、モンゴル、ベトナム、アフリカ2か国くらいいくらしいわあ。家族5人で行動するのも結構大変なんだけど、6人で4か月の旅、さらに、撮影もするって本当タフじゃないとできないことだわ。うちみたいに狭いとこにもとまらないといかんだろうし。。。

10日の日曜日に撮影終了して、月曜日はクルーたち3人とセルは名古屋市内のビューティーショットをとりにいった。

私は、クルー一人と、ドローンオペレーター(日本人)と名古屋や、自宅前、犬山城や小学校に、ドローン撮影にいったよ。

テレビの仕事をしっかりみたけど、本当に大変だわ。こんな仕事まじで好きじゃないとやっとれんと思った。早朝から夜遅くまで続くし、、、あと、雰囲気をよくするために人に対する配慮がたまらないくらいたくさんある。。。


いろんなシーンがあったけど、一番印象的だったのは、16歳男の子が名東高校にいくときの撮影、
クルー4人と私はバスにのって、16歳男の子と近所の名東高校生が自転車で登校するさつえいだけど、バスの両サイドの扉をあけて、さらに、うしろのドアも全開して、バスの中にカメラを設定して、撮影するのだけど、普通日本の高校生は歩道をはしるけど、なぜだか、道路のど真ん中を自転車で走らせて、(車から撮影しやすい)時速10キロか20キロの超のろのろ運転で道路を走るの。
バスの後ろは大渋滞。朝の一番忙しい通勤の車がたくさんいる中、なにも気にしず、余裕で撮影するの。大渋滞してる車の一部はイライラしすぎて、クラクションならしまくってたけど、、、笑、私はパニックになるかと思ったわ。クルーに、一度とめてーーーーと叫んだけど、大丈夫大丈夫とそのまま高校まで、いったわーー。

ああ、台風のような毎日だった。大興奮だった。たくさんの笑いと、愛を感じた。今はすごーく静かで平常にもどったけど、夢の中にいたのかなーーって思う。みんな最高だった。かかわってくれた人たち、たくさんの愛をありがとうございました。

なかなか家族で楽しむ時間は普段ないので、セルとも一緒にいる時間がたくさんあり本当よかったわーーー。でへーーー。